EVは地球環境に貢献しない   2020,11,26   泉 満明

 EVや水素自動車は使用時には確かに炭酸ガスを目に見えるところでは排出しないが、電気の充電、水素の充填時には、発電所、水素製造では炭酸ガスの排出をおこなうし、自動車の作製に莫大なエネルギーを消耗し多量の炭酸ガスを排出している。従って、EV、水素自動車の宣伝ではあたかも地球環境に貢献している様に言っているが、全くの誤りである。「頭隠して尻隠さず」体たらくであろう。話は変わるが、自動車を無くせば地球環境は驚異的に改善される。しかし、現在の生活では自動車は必需品である。従って、その数を減らして有効に利用することで地球環境悪化の防止に貢献できることもある。例えば、個人使用の自動車を禁止して個人使用をタイム・シャリング方式、数人で1台の車を利用することにする。政府、公共機関の公用車、公共交通機関貨物自動車などは一般に制限しない。以上のことは日本を含む自動車の生産国の経済基盤を揺るがすおそれがある。しかし、地球環境を破壊して人類の生存を脅かすことにつながるならば何らかの別の企業を新設、増設して経済危機を救う有効な手段を検討すベきであろうし、人間個人の生活の省エネ化を推進すべきであろう。

 地球温暖化については政治的、経済的な面もあるので、地球科学研究者は意見の発表を控えているようである。長い目で見ると地球はやがて寒冷化に進むとされているが、気象学者はコンピュータをいじくりまわして、温暖化が進むとしているが、彼等のやっていることは不完全で恣意的なデータを入力した結果を発表しているに過ぎず、何十年も先の事は全く不明であり、コンピュータ・ゲーム的なもので信用できない。現在の世界はこんなものに踊らされている。過去において地球の平均気温が現在より10度程度低い、逆に10度程度高い時代もあったとされている。最近の気温などの変化は「地球自体の揺らぎ」と考えると、人類の力では阻止不可能であろう。従って、温暖化あるいは寒冷化に対応出来る人類生存のシステムの研究、開発は緊急で重要なことであり、この部門で新たな企業が発展することになり経済的にも貢献することにもなろう。

 現在人類に襲いかかっているコロナの問題を含めて冷静に判断し行動をすべき時代となっている。